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2023/11/1

「おいせうし」の魅力とは?津のおいせ畜産が手がけるヘルシーな黒毛和牛

日本国内の畜産業は多くのブランド牛を生み出してきましたが、その中でも注目されている新たなブランドが「おいせうし」です。津市の「おいせ畜産」が手がけるこの黒毛和牛は、独自配合の飼料で育てられ、その美味しさとヘルシーさで話題になっています。短期間で多くの食通や料理人からも高評価を受け、さまざまな料理でその特性が活かされています。この記事では、「おいせうし」がどのようにして生まれ、何がそんなに特別なのかを深堀りします。具体的には、飼料の配合、肥育方法、そしてこのブランドが目指す未来について詳しく説明していきます。

「おいせうし」の誕生背景

「おいせうし」は津市の畜産会社「おいせ畜産」によって誕生しました。同社は約1000平方メートルの農場で約100頭の黒毛和牛を肥育しており、その飼料には国産の米ぬかなどを独自配合しています。岡田 秦名はるなさん(27歳)代表の考えはシンプルでありながらも深遠です。「愛情を注いで育てた牛を、多くの人に味わってもらいたい」というのが彼女の願いです。

おいせ畜産の歴史

おいせ畜産は、岡田さんが4年前に裕城さんと結婚してから始まりました。裕城さんの家族は代々、畜産業を営んでおり、特に松阪牛の肥育に力を入れています。その背景と現在について詳しく見ていきましょう。

岡田さんは子どもの頃から動物が好きで、特に肉牛に愛情を注いで育てるスタイルが確立していました。裕城さんの家族が代々営む畜産業に興味を持ち、結婚を機にその一部になる形でおいせ畜産がスタートしました。既存の松阪牛の肥育とは一線を画し、新たなブランド「おいせうし」を確立するに至りました。愛情と科学的な根拠に基づいた独自の飼料と肥育方法で、多くの人々に新たな和牛の魅力を提供しています。

ヘルシーな「おいせうし」の飼料と肥育方法

「おいせうし」が他の和牛と一線を画するのは、そのヘルシーな特性です。一般的には、和牛の飼料には輸入穀物が主体となりますが、おいせ畜産では独自の配合により、健康を第一に考えた飼料を提供しています。具体的には、低農薬の稲わらを中心に、米ぬか、もみ殻、キノコ菌床、小麦ふすまなどを独自の割合で配合しています。

独自配合の飼料

おいせ畜産が独自に開発した飼料は、日本古来の牛が食べていたものに近いとされています。この飼料によって、赤身と脂身のバランスに優れた肉牛を肥育することが可能です。この独自の飼料は、各種の穀物と野菜類を研究し、最適な比率で配合されています。

肥育方法

自動給餌機は使用せず、岡田さん夫妻が一頭一頭手で飼料を与えます。皮下脂肪が約2センチになるのを目安に出荷される、この手間をかけた肥育方法が「おいせうし」の特長です。

岡田さんは、牛の大きさやその日の体調に合わせて飼料を与え、細かな調整を行っています。これによって、脂身が多くなりすぎることなく、赤身と脂身のバランスが保たれます。この独自の方法により、「おいせうし」は通常よりも長い肥育期間をかけてじっくりと育てられ、その結果、赤身の旨味を一番重視したブランド牛となっています。

料理人からの評価

2023年8月には、伊勢市の老舗フランス料理店「ボン ヴィヴァン」で試食会が開かれました。この場で「おいせうし」が如何に料理に適しているのかが評価されました。

河瀬シェフの評価

「胃にもたれないヘルシーな料理に仕上がった」と評価され、特に煮込み料理でその特性が発揮されました。

河瀬シェフは「おいせうし」を使用した煮込み料理を作成し、そのヘルシーな特性と深い味わいに高評価を与えました。特に、脂身が多い肉が一般的に使用される煮込み料理においても、「おいせうし」はしつこさがなく、さっぱりとした味わいを提供できると評価されました。

松田春喜さんの評価

寿司にも適した「おいせうし」は、松田春喜さんからも「しつこさがなく、寿司ネタにも適している」と評価されました。

松田さんは寿司を握る際にも「おいせうし」を使用し、そのサシが入っていながらもしつこさがなく、バランスの取れた寿司ネタとして高く評価されました。特に、旨味がしっかりと感じられる一方で、脂っぽさが少ないため、多くの寿司好きにとって新たな選択肢となるでしょう。

まとめ

「おいせうし」は、津市の畜産会社「おいせ畜産」が独自の飼料と肥育方法で生み出した新しいブランドの黒毛和牛です。健康を重視し、赤身の旨味を前面に出したこの牛肉は、一般的な和牛とは一線を画します。特に、飼料には日本古来の牛が食べていた食材に近い、低農薬の稲わらや米ぬかなどが独自の比率で配合されています。また、肥育期間も通常より長く、一頭一頭手で飼料を与えることで、赤身と脂身のバランスが絶妙です。

料理人からも高評価を受けており、特に「ヘルシーで胃にもたれない」と評されています。伊勢市の老舗フランス料理店「ボン ヴィヴァン」での試食会では、その多用途性と独自の味わいが確認されました。

この新ブランドの牛肉は、健康志向の高まる現代において、多くの人々に新たな選択肢として注目されるでしょう。

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